「おい君たち、菅沼菜々を“アイドル系女子プロ”だと思って見くびってたんじゃないか?……俺もそうだった。」
確かに、笑顔が可愛くて、SNSも華やか。だが2025年、パナソニックオープンでの劇的な復活優勝を見た瞬間、俺の中で彼女の評価は180度変わった。「こいつ、ただのアイドルじゃねぇ。本物だ」と。
ジュニア時代から注目され、プロテスト一発合格。2023年には早くも2勝を挙げたが、その後はややスランプ気味……と思われていた。しかし、実際は“勝つための準備”をずっと続けていたのだ。
しかも使ってるクラブは、ゼクシオエックス中心の“やさしめセッティング”。それで男子プロと同じ舞台でイーブンパーとか……お前、ちょっとビビっただろ?
今回は、そんな「やさしさと強さを両立する」菅沼菜々のクラブ、スイング、そして試合結果をガチ解説していく。

菅沼菜々 クラブセッティング徹底解説


ゼクシオエックス。それをメインに据えて、菅沼菜々は勝っている。
“やさしいクラブで、男子プロと戦える”…これは、君たちのクラブ選びにも大きなヒントになる話だ。

君たち、ゼクシオって“シニア用”だと思ってないか? 違うぞ、これが“勝てるクラブ”なんだよ



菅沼選手は、『飛距離より安定感』を軸にしたクラブ選びをしてます。その選定眼がまたプロフェッショナルなんですよ
✅ ドライバー:ゼクシオエックス 8.5度+TENSEI PROホワイト1K 50S




– ロフト8.5度は、女子プロにしては相当攻めたスペック。
– でもこの“低スピン・高弾道”セッティングが、彼女のフェードボールと絶妙にマッチ。



このロフト、使える女子プロは少ない。…でも君たち、ヘッドスピード足りてるなら試してみな?



これならアマチュアでも9.5°でも使いこなせる感じですかね!もちろんロフトが立っている分、低い弾道で風に負けない強いボールが打てる予感がするゾ!
✅ フェアウェイウッド:4W(16.5度)・7W(20度)




– 3Wじゃないんだよな。理由はシンプル、「上がりやすくて、曲がらない」から。
– 弾道の安定性重視で、コース攻略が格段にしやすくなる。



この選択、実はアマチュアにとっても超おすすめ。フェアウェイからの精度が格段に上がります
✅ ユーティリティ&アイアン:5U・6U/アイアンは6Iから




– ラフ対応も意識した“ウッド的ユーティリティ”を多用。
– アイアンは軽めのZelos 8で、振り抜きやすさと操作性を両立。



5番アイアンで苦しんでる君たち、まずはユーティリティに頼ってみ? 菅沼が正解だと証明してくれてる
✅ ウェッジ:RTX ZIPCORE(48°・52°・56°)




– 番手が細かく刻まれている=ショートゲームのこだわりが見える。
– 特に52°は、2025年の優勝決定打になった“あのアプローチ”で話題に。
✅ パター:PING TYNE C(センターシャフト)+微妙に開いたグリップ




– フェードヒッターならではの「スクエアに見える工夫」。
– 構えたときの“安心感”を最優先に考えたセッティング。



グリップの角度ひとつで“構えの安心感”が変わる。これ、すぐに真似できるテクニックです!
✅ 総評:
– やさしさの中に勝負強さが光るセッティング。
– 君たちも“飛び道具”に頼る前に、“扱いやすさ”を見直してみてほしい。


スイング分析|左足トップの秘密とフェードの爆発力


菅沼菜々のスイングは、一見すると柔らかくてコンパクト。でも中身は超戦略的で、技術のかたまり。
「女子でフェード持ち球って珍しくない?」なんて思った君たち。
フェードで飛ばして勝つ、これが2025年の“新しい勝ち方”だ。



君たち、“フェードは飛ばない”と思ってないか? 菅沼はな、それで男子プロと互角に戦ってんだぞ



彼女のスイング、トップで左足体重という非常に珍しいパターンなんです。そこに秘密があります
✅ 特徴①|トップで左足体重→切り返しが滑らか
– 一般的な右足体重ではなく、やや左に残したトップ。
– 回転の始動がスムーズで、クラブが“遅れて”降りてくる。



これがヘッドスピードを最大化しつつ、インサイドから入りやすくなる理由です
✅ 特徴②|高いトップ+捻転差=飛距離の源泉
– トップ位置が高く、腕とクラブの角度が大きい=エネルギーをしっかり蓄積。
– 下半身との捻転差が強く、戻る力が大きい。



“振りちぎってないのに飛ぶ”って、見てるだけで気持ちいいよな。真似できたら革命だぞ
✅ 特徴③|体の近くを通す“インサイドイン”軌道
– ダウンスイングで手元が体の近くを通過=クラブが自然と正しい軌道に乗る。
– 結果、フェースの管理がしやすく、方向性と飛距離を両立。



あの打ち出しの高さと曲がらなさ…“自分にもできそう”って錯覚しちゃうけど、実はすごい精度なんだろうな〜
試合結果と教訓|2025年復活V、その裏にあった“52度の神アプローチ”


2025年4月、パナソニックオープンレディース。
最終日、首位タイで迎えた最終ホール。
グリーン手前、花道左からの52度ウェッジでのアプローチ――あれが、“勝負を決めた一打”だった。



正直、あの場面でピン1.5mに寄せるとか…“肝が据わってる”どころの話じゃないな。君たち、見たか?



しかも使っていたのは、クリーブランドのRTX ZIPCOREの52度。ライを選ばず距離感が合う“信頼の一本”です
✅ 試合成績(主要大会)2023〜2025年:
年 | 大会名 | 成績 | 特筆事項 |
---|---|---|---|
2023 | NEC軽井沢72 | 優勝 | セカンド以降でバーディ量産 |
2023 | NOBUTA GROUP マスターズGC | 優勝 | 最終日に逆転劇 |
2025 | パナソニックオープンレディース | 優勝 | 52度ウェッジで劇的アプローチ |
✅ 男子ツアー挑戦(前澤杯 MAEZAWA CUP)での学び
– 距離の違い=体力と戦略の再構築が必要と実感
– 長丁場の緊張感と“迷惑かけないように”という責任感
– それでもイーブンパーで耐えた実力とメンタル



男子プロの中で、自分のプレーを貫いて耐え切る。それが“勝てる選手”の証明です


✅ プレーに現れた変化:
– 試合後のコメントで「人生で一番疲れた」と発言
– それでも「最後以外全部パーにできた」と自己評価
– 新セッティングの手応えと、プレッシャー下での対応力向上



男子プロと互角の勝負、しかもガチンコのセッティング。これはもう、ファン増えるに決まってる!
まとめ&アマゴルファーへの提言|やさしいクラブが、勝ちクラブ




君たち、「プロが使うクラブ=難しいクラブ」って、思い込んでなかったか?
菅沼菜々のセッティングを見れば、その“固定観念”はキレイに吹き飛ぶ。



やさしいクラブは“逃げ”じゃない。“勝ちにいくための戦略”だってこと、そろそろ気づけよ



ゼクシオエックスの“ミスへの寛容性”、PINGパターの安定感、すべてが“実戦仕様”。まさにアマチュアこそ真似すべきモデルです
✅ アマチュアが学ぶべきポイント3選:
学び | 解説 |
---|---|
ミス前提で組むクラブ構成 | 芝目・風・プレッシャー…試合中は完璧なショットばかりじゃない。だからこそ、“多少のミスでも結果が出る”クラブが重要 |
スイングの再現性にマッチしたギア選び | 無理に振らず、クラブに仕事をさせる設計がポイント。テンポと軌道に合わせたシャフト選びがスコア安定のカギ |
心に余裕を生む“安心クラブ” | 方向性の安定=メンタルの安定。構えたときに「曲がる気がしない」クラブが、自信を生み出す |



結局のところ、“君が信じられるクラブ”が、スコアも支えてくれるってことだ
✅ まとめ:
– 菅沼菜々のクラブセッティングは、“やさしさ”と“勝負強さ”のハイブリッド。
– その選択は、スイングに合った道具を選び、自分にとっての“最強の1本”を揃えるということ。
– 君たちも、“飛ばすためのクラブ”じゃなくて、“スコアを守るクラブ”に目を向けてみてくれ。



プロのセッティング見て“あ、自分にも使えそう”って思えるの、菅沼菜々くらいかも…!
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